クソゲー特集。特集でもないけど。

それは歴史に残らない影の戦い…

クソゲー…これほど魅惑で甘美な響きを持つものはない。
それは束の間の夢。
本日は一つの熱きマイナーなクソゲーを語ろう。

1986年にタイトーから発売されたファミコンの超アクションゲーム!

冒頭のシーン。姫がなぜか森の中を歩いていて攫われる。
そして主人公はこの木の上から落ちてくる。脚がちょこっと葉っぱのところに見える。
どうして姫は森の中を歩いていたのか?
攫った忍者の目的は?
主人公は木の上で何をしていたのか?
様々な疑問を置いといて、ゲームは始まる。
こちらの攻撃方法はAボタンで剣を振れ、Bボタンで手裏剣を投げる事ができる。
また敵が落とす「金の玉」を入手すると、主人公はパワーアップする。
最初のパワーアップで手裏剣がデカくなり、敵の剣で弾かれなくなる。
次のパワーアップで移動速度が大幅アップ。
また1度だけ敵の攻撃を喰らってもパワーダウンするだけですむ。
ぶっちゃけた話、マリオのスーパーキノコと一緒だな。

この巻物みたいなアイテムを取ると、バルサンの如く敵はポトッポトッと落ちていく必殺のアイテム。得点稼ぎには有効だ。

青色の虚無僧っぽいのを3体倒すと、ボスの赤虚無僧が登場する。
こいつの吐いてくる炎は当たると一発で即死する鬼のような攻撃。パワーアップしてても無効だし、剣で弾けないからたまらねえ!
遠距離からチマチマ手裏剣を撃つのだ。

次のステージでは青忍者を10匹殲滅せねばならない。
青忍者は一番雑魚なのでサクッっと終わらせてしまおう。

次のステージはひたすら上ボタン押してジャンプするだけでクリアできる。
一応敵忍者の手裏剣を阻止するため、剣を振るっていればまず死なない。
だがこのステージではレア忍者の黒忍者が1匹だけいる!
こいつはそんなに強くないのだが、倒すと巻物を落とすのだ。残機アップのチャンスだ!

1ステージで出てきたボス、赤虚無僧が跳梁跋扈する中、ようやく姫君を見つけ出した!
これで愛の逃避行!

また攫われました………
こうしてEndlessでこのゲームは続いていく。
一応2面では、季節が冬になったのか雪景色のグラフィックになるが。
彼らは年がら年中、未来永劫この時を繰り返すのだ。
忍びとは死ぬことと見つけたり