ゆらゆらと揺れる海の彼方

最初に紹介したのはアレだが、こちらは正統派ファンタジーの物語。
世界観は中世風だが、この世界には海獣とよばれる生物が登場する。
海獣はなんらかの能力があるので、戦争に大きな影響を与えるのだ。例えば姿が消える、火の玉を放つ、超音波を発生させる、俊足で移動する等々。
またこの小説では、敵国の描写を大きく取り入れることにより、絶対悪が存在しない展開になっているのも面白い。
味方か敵はあっても、正義と悪は存在しない。
果たして最後に勝つのはどちらの国なのか。
登場人物も味のある者ばかりで、超オススメの一品。